愛犬シロを埋葬する

 息を引き取った愛犬のシロを、翌日畑に埋葬しました。動かなくなったシロとお別れです。

 我が家のシロは、自宅の番犬の仕事がありますから、車庫に住んでいます。車庫は、車1台分のスペースしかないので、車は全部外でシロは、車庫の中を自由に使っていました。夜遅くに帰宅しても「お帰り・・・」と出迎えてくれる律儀者でした。

 遺体を一晩だけそこに安置し、翌朝、晴れていたので、お祖父ちゃんの畑の隅に埋葬しました。

 シロの顔を見ていると、天国で母親犬に合えたかな~、きっと兄弟もいたんだろう。昨日までの苦しい重たい身体を脱ぎ棄てて、軽々と飛び跳ねて、母子の再会を果たしているな~。何て思いました。

 シロの実家は、潟東村の農家で、生後2カ月でもらって来ました。その家に行った時、シロの兄弟たちは皆もらわれて行って、最後の1匹でした。白いメスのこの子だけが雨の中、納屋の軒先でコンパネを斜めにした雨よけの下の土の上で眠っていました。

 母親犬は、犬小屋の中からびっくりしたような、様子で出てきて、子犬を抱いた私たちの姿に、戸惑った目をして見つめています。お産と育児を必死にやっていたのでしょう、痩せた母親犬でした。その時の表情を今もはっきり覚えています。

 そこの家のお祖母ちゃんが、「シロ、元気でな。この餌持って行けや・・・」と手の付けたドックフードを袋ごとくれました。

 私の手の中には、あどけない子犬が、母親と別れたことを分っているのかな~?でも、とっても、元気な子犬です。私のこと、母親と思ってるような目で見つめ返します。そんな、出会いから10年・・・。15歳くらいまでは、生きるだろうと、最近まで思っていました。

 シロを埋葬した日の午後、シロのいた寝床やそのまわりのワラを全部掃除して処分しました。シロの思い出は、心の中に・・・、車庫の中は、人間の使うものだけになりました。

 

 

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